保護犬を取り巻く環境

いま、日本は空前のペットブームを迎えています。しかし犬人気が高まり、飼う人が増えている一方、なんらかの理由で保健所や動物愛護センターなどに保護され、やがて殺処分される犬が、まだ、たくさんいます。
近年の「適切な飼育管理」の普及や、「不妊・去勢手術」の浸透により、保護される犬の数は年々減少傾向にあるものの、日本ではいまだ約10万頭の犬たちが、1年間に殺処分されています。

日本における犬殺処分の推移
日本における犬殺処分の推移

飼い犬の登録数が年々増加しているのに比べて、殺処分数が減少しているというデータからは、保護犬を取り巻く環境は改善しているということが言えるでしょう。
これは、日本全国の行政、動物愛護団体やボランディア団体による、飼い主への意識啓発や、正しい知識の提供、譲渡活動の普及など、草の根の活動の成果であると考えられます。
幸せな犬を一匹でも増やすために、私たちにできることは何か?私たちがこの問題について考え、行動することにより、保護犬をめぐる環境はより早いスピードで改善することが可能になるはずです。

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