赤ちゃんに必要な食事とお年寄りに必要な食事が異なるように、犬の場合も年齢やそれぞれの状態に応じて食事内容を変える必要があります。しかし、犬は成長が早いですから子犬のころからシニア犬になるまで、ずっと同じ食事を与えてしまうという間違いが起こりがち。愛犬の状態に気をつけて、それぞれのライフステージに合わせた食事を与えることを心がけましょう。
●食事を変えるのはどんな時?
犬の食事を変えるタイミングについて、生後何カ月で成犬用の食事、何歳になったらシニア犬用、とは一概には言えません。犬種によっても、個々の犬によっても成長の度合いはさまざま。犬はいつ何を食べたいと伝えることができませんから、飼い主さんが年齢とともに起こる愛犬の変化を把握して、最適な食事を与えましょう。また、年齢による変化だけではなく、ケガや病気の回復期、妊娠中には高タンパクの食事に変える必要がありますし、内臓の疾患や肥満の場合にはその状態に適した食事を与える必要があります。
また、食事を変えるときには、3〜5日くらいかけて徐々に新しい食べ物に慣れさせていきましょう。急に変えてしまうと、警戒して口をつけないかもしれませんし、消化不良を起こすこともありますので、ご注意を。
・子犬は食べ盛り
短期間で体が大きくなる子犬には、高カロリー、高タンパクでカルシウムとリン成分がバランスよく含まれている食事がベスト。胃袋が小さいので、消化がよいものを少量ずつ、1日数回に分けて与えましょう。また、成犬と同じ体重でも、子犬には2倍のカロリーが必要だといわれています。小型犬では生後6〜 9ヶ月で成犬と同じ体重になり、大型犬では1815〜24ヶ月ぐらいかかります。年齢に応じた子犬用のドッグフードもありますから、愛犬の成長に合わせたものを適切な時期に与えるようにしましょう。
・妊娠時に急増する必要カロリー
犬の妊娠期間は、およそ9週間。必要なカロリー量の増える妊娠56週間目からは、母犬の食事の量を1週間に10%ずつ増やしてあげましょう。出産後の授乳期には必要なカロリーはさらに増え、子犬が多ければ産後3〜4週目にはふだんの4倍にもなりますから、十分な量の食事を与えてください。それから新鮮な水をいつでも飲めるようにしておくこともお忘れなく。
・シニア犬はカロリーを控えめに
一般的に、犬は7〜8歳を過ぎたころからゆるやかに老化がはじまり、運動量が減っていくのに従い、必要とするカロリーの量も減ってきます。ですからそれまでと同じ食事を与えていると肥満になってしまいます。愛犬に老化の兆候が見え始めたら、カロリーを抑えたシニア犬用のドッグフードに変えてください。また、消化機能が低下しているので、一度に食事を与えるのではなく、何度かに分けて少量ずつ与えましょう。
成長期や妊娠時に比べると、老化の兆候は飼い主さんが注意していないとなかなか気づきづらいもの。いつまでも愛犬が元気でいられるように、シニア犬の食事には特に注意してあげましょう。
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