犬は人間の良き友人ではありますが私たちとはずいぶん異なっています。この記事では、その違いについてお話しし、あなたがあなたの愛犬に合ったやり方で仲良くしていくお手伝いをします。
1万2000年以上もの間、犬は人間と緊密なかかわりを持ってきました。この関係は古くは8万年も前に始まっていた可能性さえあります。初め、人間はすべての犬の共通の祖先である狼を飼いならそうとしていたようです。犬は狩猟や獲物の回収、見張り、そして物をあさるという技術があったために食べ物をもらえたのでしょうが、そのようなごく初期のころでさえ、犬と人間との関係は相互の情愛や信頼、理解という特質を伴っていました。あなたが愛犬をよりよく理解するお手伝いをするために、犬の行動についてこれから何回かにわたってお伝えしたいと思います。今回は「犬の五感」についてです。
犬の五感
野性の世界では、犬は狩猟をすることによって生き延びており、彼らの身体の五感はもっとも効率よく狩猟ができるように発達してきました。例えば、グレイハウンド、アフガンハウンド、サルーキといった俊足の猟犬はすべて視覚を頼りに狩猟をするため、獲物を見ることができないと狩猟への興味を失うのです。一方、ブラッドハウンド、バセットハウンド、ビーグルはすべて嗅覚を頼りに狩猟をしており、彼らは連続して何時間も匂い(最高1週間前のものである可能性があります)を追い続けます。
実際、どの犬も非常によく発達した嗅覚を持っています。二つのよく似た個体を識別するとなれば、彼らの鼻は私たちの目とほぼ同じくらい鋭敏です。嗅覚は食べ物を見つけるのに重要なだけではありません。嗅覚は犬にとって最も重要なコミュニケーションの手段の一つでもあるのです。
犬は遠くまでよく見ることができ、それは狩猟の際に役立つのですが、大半の犬はおよそ25センチメートルより近くにある物体に焦点を合わせることができません。犬は色を見分けることができますが、色調がぼやけて見えている可能性もあります。また犬は、薄暗いところでは人間よりもはっきりと物を見ることができます。犬は細部を見る能力は限られていますが、動きには非常に敏感です。犬は遠くからだと静止している物体に気づかない可能性がありますが、動けばすぐそれを感知できるでしょう。
犬は聴覚がよく発達しています。彼らは人間と比べ、より幅広い周波数の音やより遠くの音を感知することができます。私たちはしばしばこの能力を利用して、トレーニング器具として超音波のホイッスルを使います。犬は掃除機やその他の家電製品が発する音など、甲高い物音を不快、あるいは苦痛とさえ感じているかもしれません。聞こえてくる音に対してアンプの役割を果たす「立ち耳」を持つ品種と、音の方向に耳を向けることが出来る品種は聴覚が優れています。
味覚は嗅覚と並んで、個々の犬が好物とする特定の食べ物を限定するのに重要な役割を果たします。大半の犬はさまざまな味を楽しんでおり、多くは「甘党」であることがわかっています。
その他のすべての動物と同じく、犬は気温と痛みに敏感で、親しみのこもった接触には喜んで反応します。身体の感受性は犬によって異なりますが、頭や胸、背中のまわりをさすられると一番喜びます。ただし、多くの犬はしっぽやお尻のまわり、あるいは足の上を触られることに対して過敏です。
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