
1月29日更新
子犬から成犬、そしてシニア犬へ。犬は人の、数倍の早さで年をとる生き物です。そんな犬との暮らしが、私たちに与えるものとは何なのでしょう?今回は愛犬との別れを体験された飼い主さんに、一緒に暮らした日々の思い出、また犬の存在が、ご自身にとってどのようなものだったかなどを伺いました。
ラビはとても控えめな行動を見せる犬でした
- ラビ(13歳/享年 ♂)
- ラブラドール・レトリーバー
- 1996年8月3日生まれ
性格が落ち着くのに比例して、ラビの体は抱き上げることなどできないほどに、急激に大きくなっていきました。また、それと同時に力も強くなりました。でもこのころのラビは、以前のように散歩中に引っ張ることもなくなり、私たちが苦労することはほとんどありませんでした。成犬になったラビは、まるで自分の体が大きく、力が強いことを知っているかのように、とても控えめな行動をとるようになっていたのです。
やがて近所に犬友だちも増え、春にはお花見、夏にはキャンプなどをして、私たちとラビとの日々は楽しく過ぎていきました。
やがてシニア犬に。そして…
いつしか、ラビも成犬からシニアと呼ばれる年齢になっていました。そのころ、私たちが感じたのがその体の衰えです。10歳を過ぎたころから散歩中によろめき、家族を心配させるようになりました。
やがて心臓なども弱まり、ついには12歳で尿毒症を発症。私たちは体を動かせなくなったラビのために、毎回その重い後ろ足を、2人がかりで抱き上げるようにしてオシッコをさせることになりました。ラビが食事を摂れなくなると、点滴を4時間ごとに換えて打ち続けました。これらの日々は、今思い出しても私たち、そしてラビにとっても大変な時期だったと思います。
13年間、ラビは喜びと癒しを与えてくれました
ラビは最終的に、その尿毒症を発症してから2週間後に亡くなりました。ある朝、私がいつものように様子を見に行くと、ラビは静かに、息を引きとった直後だったのです。それはちょうど、ラビの13歳の誕生日の出来事でした。
私と主人はラビを担架に乗せ、車で火葬場に行きました。そこで焼かれ、骨壷へと納められたラビの体は、小さく、軽くなっていました。そしてその遺骨を自分の膝の上に乗せ、火葬場から帰る車の中、私は10年以上前、まだ子犬だったラビを膝に乗せて抱き、初めて我が家に迎え入れた日のことを思い出していました。ラビの死から、早くも1年以上が経ちます。ラビのことを考えると、今でも胸が悲しみでいっぱいになりますが、一緒に暮らした13年という歳月は、本当に楽しいものでした。ラビ、ありがとうね。ラビはいつだって、私たち家族に喜びと、癒しを与えてくれる存在でした。



