11月30日更新
我が子のようにかわいいワンちゃんに、子犬を生ませたいと願うのは飼い主さんとして自然な気持ちだと思います。でも、ワンちゃんの出産は本当に大変。生ませる前には相当の覚悟と勉強が必要です。今回は、ワンちゃんの出産を体験された飼い主さんのお話です。
チョコは子育てをしない犬でした
- お母さん:チョコ(10歳♀)
- ミニチュア・シュナウザー
- 1999年4月16日生まれ
- チョコの次女:リトル(7歳♀)
- ミニチュア・シュナウザー
- 2002年5月25日生まれ
生まれた子犬がチョコのおっぱいを吸おうと近づいて来るのに、チョコは子犬を嫌がって逃げてしまいます。私たちはチョコが動けないように押さえつけて、子犬にチョコのおっぱいを吸わせましたが、チョコの母性本能は目覚めません。本来は、おっぱいを飲んだ子犬のおしりを母犬がなめてウンチを出させるのですが、それもしません。チョコは、子育てを知らない犬だったのです。そして、子育てができないワンちゃんはとても多いそうです。
母犬が子育てをしないなら、飼い主が代わりにするしかありません。私と夫は1週間交代で会社を休み、4時間おきにチョコを押さえて子犬におっぱいを吸わせました。おっぱいを飲ませた後は体重を量り、子犬のおしりをマッサージしてウンチを出させて、ヒーターなどで子犬を保温して…。寝不足の日が続きます。子犬が生まれたらすぐに感動できるのかと思っていましたが、実際は子犬が死んでしまうのが怖くて、子犬の命を守ることに必死な毎日でした。
生まれた子犬は我が子同然でした
ようやく落ち着いて、子犬がかわいいと思い始めたのは生後1ヶ月くらい経ったときでしょうか。子犬たちが歩き出して、私たちのところに寄ってきてくれるようになりました。私たちが子育てをしたのですから、我が子同然。本当にかわいかったですし、ウンチをしてくれるだけで本当にうれしかったです。当初のお約束通りに子犬のうち1匹はブリーダーさんにお返ししたのですが、別れはとても辛くて涙が止まりませんでした。
子犬が教えてくれた母子の絆
手元に残した子犬には、リトルと名付けました。まったく子育てをしなかったチョコですが、リトルは匂いでチョコがママだとわかっています。チョコに拒絶されても、リトルは必死にチョコの元へすり寄っていきます。子どもにとっては、どんなママでも「母」なんだ、母と子の絆は絶対なんだってチョコとリトルに教えられました。
チョコの出産を機に、私は本を読んだり、ネットを調べたりして犬について勉強をするようになりました。ワンちゃんの出産を経験した方や、同じミニチュア・シュナウザーを飼っている方のホームページにコメントを書いているうちにお友達になり、チョコとリトルを介してどんどん人の輪が広がっていきました。本当にいい経験をさせてくれたチョコと子犬たちに、心から感謝をしています。



