11月16日更新
我が子のようにかわいいワンちゃんに、子犬を生ませたいと願うのは飼い主さんとして自然な気持ちだと思います。でも、ワンちゃんの出産は本当に大変。生ませる前には相当の覚悟と勉強が必要です。今回は、ワンちゃんの出産を体験された飼い主さんのお話です。
困った顔をしていたチョコ
- お母さん:チョコ(10歳♀)
- ミニチュア・シュナウザー
- 1999年4月16日生まれ
- チョコの次女:リトル(7歳♀)
- ミニチュア・シュナウザー
- 2002年5月25日生まれ
私は、犬の出産について全く知識がありませんでした。チョコのブリーダーさんから、「この子はいい子だから、3歳くらいで1回は出産を経験させたらいかがですか?」と言われていたので、チョコが3歳になって発情期が来たときにブリーダーさんに預けて交配をさせたのです。後で交配中の写真を送っていただいたのですが、チョコがとっても困った顔をしながらカメラを見ていたのを覚えています。
ワンちゃんに子犬を生ませる前に考えたいこと
私はとても軽い気持ちで交配をさせてしまいましたが、子犬を産ませようと思っていらっしゃる飼い主の皆様には、事前に良くお考えになることをお奨めします。まず、犬のお産は血統の組み合わせなどがとても難しいので、ブリーダーさんなどの専門家によく相談をしてください。また、犬は安産というイメージがありますが、小型犬にとって出産は「死」と隣り合わせです。お産で命を落とす母犬も少なくはありませんし、生まれてきた子犬が息をしていないケースもあります。犬種によってはある特定の色同士のワンちゃんを交配させてはいけないなどの決まりもありますし、もし、母犬や父犬に遺伝病があったら、交配させるべきではありません。最も大事なことは、生まれた子犬の将来です。生まれた子犬にもらい手がなかったときや、障がいがあるワンちゃんが生まれたときにはすべて自分で飼うこと。それを決意しなければ、子犬は生ませられないと思います。
ワンちゃんの妊娠期間はあっという間です
獣医さんから妊娠を告げられたときは、本当に驚きました。子犬は交配してから約63日後に生まれるので、あっという間に出産日です。体温が37度以下になるとお産の印なので、すぐブリーダーさんに連絡をして自宅まで来ていただきました。
チョコの様子を見ていても、1匹目はなかなか生まれません。ブリーダーさんが子犬を引っ張り出してくださったのですが、残念ながら1匹目の男の子は息をしておらず、死産でした。お湯の中で30分ほど心臓マッサージをしたのですが、息を吹き返すことはありません。動かない子犬を見たときは本当に悲しく、これからどうなるのかと不安でしたが、2匹目、3匹目はスムーズに生まれてくれました。両方とも女の子でした。
子犬が無事に生まれて、ほっとしたのも束の間。本当に大変なのは、生まれた後だったのです。



