10月15日更新
一緒に暮す犬の体に、ある日突然異変が生じたらどうしますか?今回は、突然にワンちゃんの失明を宣告されて絶望の淵にあった飼い主さんが、ワンちゃんの前向きな姿を見てともに歩んでいくことを決意するまでのお話をお送りします。
ボールが取れなくなったアトム
- アトム(6歳 ♂)
- トイ・プードル
- 2002年10月1日生まれ
アトムの様子が普段と違うことに気付いたのは、2008年4月でした。ボール遊びが大好きなアトムにボールを投げても、取れなくなってしまったのです。アトムはまだ5歳なのに、目が見えなくなるはずはない。そう願いつつ獣医さんに見ていただいたら、先天性の若年性白内障といわれました。手術をすれば良くなる可能性はあるが、まだ時期尚早との診断でしたので、経過を見守るほかありませんでした。
先天性の若年性白内障、そして網膜剥離
2008年11月に白内障の手術をしていただき、しばらくは順調でした。でも、今年の1月に入ってから、アトムが歩くのを怖がるようになりました。そこで、セカンドオピニオンを求めてアトムを別の病院へ連れて行ったところ、アトムの目が網膜剥離を起こしていることがわかったのです。すでに白内障の手術をしており、網膜剥離の手術をしても成功する確率は少ないという説明を受け、悩み抜いた結果、手術を断念しました。目薬を差したり、病院でアトムの目に注射を打っていただいたりという治療を重ねてきたのですが、2009年2月にアトムの目はまったく見えなくなりました。お散歩に出ても歩くのを怖がって座り込み、おいでと呼んでも来なくなってしまったのです。
アトムがかわいそうで、自分を責める毎日でした
アトムが失明してから、もっと早く気付いてあげれば良かった、私の育て方が悪かったのではないかと自分を責める毎日でした。アトムがかわいそうで、毎日泣き暮らす私を勇気づけてくれたのは、ほかでもないアトムでした。目が見えなくて怖いでしょうに、ソファやテーブルの脚などにぶつかりながら懸命に歩こうとするアトムの姿に、悲しんでいる場合ではない、私がアトムを守らなくてはと決心したのです。



